高岡市美術館と隣接する当青井記念館美術館は、本校創立100周年の記念事業の一環として平成6年に、旧青井記念館を移転新築したものです。
旧青井記念館は、株式会社丸井の創業者で、本校卒業生でもある故青井忠治氏の寄付により昭和38年にたてられたもので、平成6年当時は、道路拡幅工事に伴い移転を余儀なくされておりました。しかし、同年は本校創立100周年という大きな節目にあたっており、青井氏のご遺族から多大なるご支援や県からの助成、また本校OBの厚い志もあって、2階に図書館、1階に青井記念美術館を有する新青井記念館美術館として、現在の場所に新築されたのであります。
当館が所蔵する美術作品は、明治27年創校当時の教材として譲り受けたもの、在職された教職員の作品、生徒の卒業制作品として母校に残されたもの、卒業後に寄付いただいたものなど、由来はさまざまでありますが、現在760余点に達しております。
これらの作品は旧青井記念館の時代には、年に1回の学校祭「尚美展」の時に公開することとし、広く県民に親しまれる美術館をめざし、様々な活動を行っているところでございます。
当美術館は、本校卒業生で重要無形文化財保持者(人間国宝)金森映井智、さらに日本芸術院賞を受賞された、佐々木大樹、郷倉千靱、山崎覚太郎、大角勲、藤森兼明、各氏の作品も所蔵しております。また、年に数回展示作品の入れ替えや特別展等の企画をいたしておりますので、近くへお越しの際はぜひ、お立ち寄りいただきますようお願い申し上げます。
今後とも青井記念美術館に温かいご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
富山県立高岡工芸高等学校長 池田 尚紀